脈絡はありません inoway

ハードルは低いほど飛びやすいをモットーに駆け出したエンジニアです

王様ランキングを観て芽生えた気持ちと考え

今日は予定がなかったので家でゆっくりしている。

いよいよ王様ランキングの2期が放送開始されるということで、1期を1話から見直してみることにした。

どうも自分はこういう世界観に弱いらしく、涙腺がゆるむのを止めることができない。

仕事を進める上で、自分には共感性が欠けているのかもしれないと感じることがある。でも、みんなが長期的にハッピーになる上ではベストな手法を選んだ方がいいと思うし、時には誰かの意見に反対することが必要なように思う。

ただ、時にその思考がいきすぎて、人の気持ちを置き去りにしてしまっているんじゃないかと感じる。(もちろん自分の考えるベストが間違っていることはたくさんある)

例えば王様ランキングでいえば、ダイダを王様に据える方が国民の理解が得られるし、コミュニケーションが不自由なボッジには報告や相談が難しく、適切な意思決定ができず国の運営がままならなくなってしまうんじゃないという考え。ボッジの「王様になりたい」という強い希望を犠牲にして、全体の幸福を選ぶ、これは正しいことなんだろうか。

こういった内容は匿名のブログに書こうかなとも思ったが、自分の考えや気持ちをオープンにすることで、お互いに分かり合える機会が増えるのではないかと思いここに書くことにした。単に、匿名ブログに書くのはなんだかさらけ出すのを怖がっているようで嫌だったのもある。

話を戻すと、効率を重視して動く思考はやはり仕事を進める上で大事だと思う。ただ、うまく説明できないけど、そればかり追い求めては仕事を通して幸せになることはできない気がする。別に仕事は幸せになるためにやっていることではなく、生きるため、他者に貢献するためにやっているとして個人の感情は二の次だという考えもあるだろうし、そもそも二律背反なことなのかとかあまり考えはまとまっていない。

別の話で、最近はAIの進化により人類が脅威されされるリスクがあるため、開発を一時中止すべきだという署名運動が始まっているらしい。大雪原のカイナの11話でオリノガがアメロテに対してこのようなことを言っていた。『強力な武具は使う者の心を喰らう。その威力を自分の力だと勘違いさせるのだ』これはどんな道具にも言えることだけど、自らが築き上げたわけではない力は人を狂わせる。宝くじの一等当選者が不幸な道を辿ると言われるのは、こうした人間の性を表しているのだと思う。

ただ、これについても境界線が曖昧で、例えば洗濯機や電子レンジはどうなのだろうという疑問が浮かぶ。洗濯機は便利すぎて人を怠惰にするから、桶を使ってゴシゴシと衣服を磨いて洗うべきだというのは流石に言い過ぎな気がする。プログラマーとしてコードを書く上で、GitHub Copilotにコーディングを任せるのは果たしてどうなのか。仕事のスピードは上がりそうだが、試行錯誤する中で得られる発想や自力を養う機会が失われてしまうようにも思う。じゃあそれはネットからコードをコピペしてる現状と何が違うの?と言われるとそれもまた返答に困る。

長々とスタンスと結論の定まっていない文章を書くのもよくない気がするので、このあたりで終わりにする。とにかく王様ランキングをみてとても感動して何か書きたくなった、ただそれだけの記事でした。おわり